【石材店がやさしく解説】増える「墓じまい」と改葬の手続き — 書類やお寺のことで困ったときの対処法(2026年版)

【あらかじめご確認ください】
ここでご紹介している数字は、全国で**「すでにあるお墓を整理・引越し(改葬)された方」を対象とした統計**です。新しくお墓を建てられる方全体を含めた割合ではありませんので、参考の目安としてご覧ください。
「子どもに負担をかけたくない」「遠くてお参りが大変になった」といった理由から、お墓を整理する「墓じまい」を検討される方が年々増えています。厚生労働省が公表した衛生行政報告例によると、令和7年度(2025年度)の改葬件数は全国で19万1212件にのぼり、10年前と比べて2倍以上に増加しています。
墓じまいは決して後ろ向きなことではなく、ご先祖様をこれからも大切に供養していくための「お引越し」です。しかし、役所の手続きやお寺との話し合いで戸惑う方も少なくありません。今回は、山形県大江町の有限会社白田石材が、墓じまいの基本手順とトラブルを防ぐポイントを分かりやすくまとめました。
ひと目でわかる「墓じまい」のいま

※厚生労働省「衛生行政報告例」および民間調査データより。
墓じまいの基本手順(3つのステップ)
お墓を片付けて更地に戻し、遺骨を新しい場所へ移す(改葬する)には、役所での手続きが必要です。

豆知識:改葬許可証がいらないケース 遺骨を他の墓地や納骨堂に移す場合は役所の「改葬許可」が法律で義務付けられていますが、取り出した遺骨を**「自宅で大切に手元供養する」場合や「散骨する」場合**は、法的な改葬許可証は不要とされています。
よくあるお悩み:書類がもらえない・お寺と意見が合わないときは?
改葬手続きで一番多いハードルが、今のお墓の管理者(お寺の住職や霊園管理者)から印鑑をもらう「埋蔵証明書」です。東北管区行政評価局や国民生活センターの調査でも、以下のような相談が実際に寄せられています。
- 「お墓の管理者が亡くなって後継者がおらず、証明書を書いてくれる人がいない」
- 「離檀(お寺を離れること)を申し出たら、高額な離檀料を請求されて証明書を出してもらえない」
- 「住職から改葬を強く反対されている」
実は「代わりの書類」でも手続きができます
原則として埋蔵証明書が必要ですが、管理者不在やお寺側の拒絶といった「やむを得ない特別の事情」がある場合、代わりの証拠書類を役所に提出することで改葬許可を出してもらえる仕組み(厚生省通達)が存在します。
東北地方の自治体でも、次のような書類を揃えることで改葬が認められた事例があります。
※自治体の窓口担当者がこの過去の通達を知らずに戸惑うこともあるため、困ったときは行政相談窓口や専門家に相談しながら進めるのが確実です。

トラブルを防ぎ、気持ちよく進めるための3つの知恵
- まずは親族間でしっかり意思統一を 「誰がお墓を継ぐのか」「将来どうするのか」を兄弟・親族で事前に話し合っておくことが大切です。後から「聞いていなかった」となると話がこじれやすくなります。
- お寺へは「相談」の形で切り出す いきなり「墓じまいします。離檀料はいくらですか?」と切り出すと、お寺側も寂しさや不快感を抱いてしまいます。これまで長年ご先祖様をご供養いただいた感謝を伝え、「高齢で山形の雪道を通うのが難しくなり……」と家庭の事情を丁寧に説明し、相談する姿勢で臨むと円満に進みやすくなります。
- 一人で抱え込まず、地元の専門家に頼る お墓の構造や現地の状況によって工事費用は変わりますし、書類の手続きも慣れない作業です。わからないことがあれば早めに石材店等へご相談ください。
有限会社白田石材がお手伝いできること
創業以来、山形県大江町で皆様の思いに寄り添ってきた白田石材では、墓じまいに関するご不安を取り除くお手伝いをしております。
- 現地調査・お見積もり無料 お墓の広さや傾斜地、重機が入れるかどうかなどを現地で確認し、明確なお見積もりをご提示します。山形特有の石材事情(黒御影石の扱いなど)にも精通しています。
- 閉眼供養から更地化工事まで一貫対応 お寺様による魂抜きの段取り、ご遺骨の取り出し、墓石の解体撤去、敷地を更地に戻しての返還まで安心してお任せいただけます。
- 手続きのサポート・専門家のご紹介 役所やお寺への手続きの流れを分かりやすくアドバイスいたします。もし寺院とのやり取りが難航したり、必要書類の作成や権利関係の整理が困難な場合には、提携する行政書士をご紹介し、法的なサポートを受けられる体制を整えております。


