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- 基本的な意味: 筆の入りやハネが細く、線と線の間隔が極端に狭い書体のことです。パソコンの画面上では上品で綺麗に見えますが、お墓の彫刻においては物理的な弱点となります。
- 【地域事情】山形のお墓づくりで気を付けること: 石に文字を彫るということは、石を削って「溝」を作るということです。線が細く複雑な文字(例えば「薔薇」や「鬱」など)や細い明朝体をそのまま彫ると、溝と溝の間に残る石の壁がミリ単位の薄さになります。山形の冬、この溝に入り込んだ水が凍って膨張すると、薄い石の壁が耐えきれずにポロポロと欠け落ち、数年でただの「読めない石のへこみ」になってしまいます(凍害)。
- 職人のホンネとアドバイス(ここだけの話): お客様から「この綺麗な細いフォントで彫ってほしい」とご指定をいただくことがありますが、雪国のお墓の寿命を考えるとプロとしてはお止めしています。当店では、凍結の圧力に負けないよう、太くて力強い「楷書体(かいしょたい)」や「行書体(ぎょうしょたい)」を推奨し、画数の多い複雑な漢字は、職人がパソコン上で文字の隙間(石の壁の厚み)を0.1ミリ単位で太く調整してから彫刻しています。
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