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- 基本的な意味: 過去帳は、代々のご先祖様の戒名、俗名(生前の名前)、没年月日、享年を記して仏壇に保管する「紙の記録」です。一方の墓誌は、同じ内容をお墓の横に建てる「石の記録」です。屋内外で同じ情報を共有する役割を持ちます。
- 【地域事情】山形のお墓づくりで気を付けること: 雪深い山形の冬場は、お墓が雪に埋もれて墓誌の文字を読むことができなくなります。そのため、冬の間のお参りや、法事の年忌計算(三回忌や七回忌などの確認)は、お墓ではなく暖かい家の中にある仏壇の過去帳を開いて行うのが雪国の昔からの習慣です。
- 職人のホンネとアドバイス(ここだけの話): お墓に新しい戒名を彫る際、「お寺からもらった紙の通りに彫って」とだけ依頼されることがあります。しかし、ご住職の達筆な筆文字は、専門家でも旧字体や異体字(例えば「邊」や「齋」など)の判別が難しいことがあります。石は一度彫ってしまうと紙のように消しゴムで修正がききません。そのため、ご依頼の際は必ず「すでにある仏壇の位牌や過去帳」の写真を撮って見せていただきます。家の中の記録と寸分違わぬ文字を石に刻むため、この「紙と石のダブルチェック」はプロとして絶対に欠かせない工程です。
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