浄土真宗(じょうどしんしゅう) / 塔婆を立てず、線香を寝かせる「他力本願」
- 開祖と特徴: 開祖は親鸞(しんらん)。本願寺派(西)と大谷派(東)などに分かれます。「南無阿弥陀仏」と念仏を唱えれば、阿弥陀如来の力(他力本願)によって誰もが死後すぐに極楽浄土へ生まれ変われる(往生即成仏)という教えです。
- 【地域事情】山形のお墓づくりで気を付けること: 曹洞宗が圧倒的に多い山形においては相対的に数が控えめですが、お墓の構造ルールが他宗派と根本的に異なるため注意が必要です。亡くなった方はすぐに仏様になる(迷う霊は存在しない)という教えから、霊を供養するための「塔婆」を一切使用しません。
- 職人のホンネとアドバイス(ここだけの話): 最大の違いは、お線香を折って香炉の中に「横に寝かせて」お供えする作法です。そのため、浄土真宗のお墓には必ず横長の「線香皿(寝かせ香炉)」を設置します。また、お墓の正面には「〇〇家之墓」ではなく「南無阿弥陀佛」や「倶会一処(くえいっしょ:共に極楽浄土で会うという意味)」と彫るのが正式です。

