浄土宗(じょうどしゅう) / 念仏を唱え極楽浄土を願う「キリーク」の墓

  • 開祖と特徴: 開祖は法然(ほうねん)。総本山は京都の知恩院(ちおんいん)です。阿弥陀仏の救いを信じて「南無阿弥陀仏」と念仏を唱え続けること(専修念仏)で、誰もが死後に極楽浄土へ往生できるとする教えです。
  • 【地域事情】山形のお墓づくりで気を付けること: 山形でも古くから信仰されている宗派です。墓石の正面は「〇〇家之墓」や「南無阿弥陀仏」と彫刻するのが一般的ですが、浄土宗の最大の特徴として、その一番上に阿弥陀如来を表す梵字である「キリーク」を刻むことが多くあります。
  • 職人のホンネとアドバイス(ここだけの話): 浄土宗のお墓に刻む梵字「キリーク」は、単なる文字や記号ではなく、阿弥陀如来(仏様)そのものを表す大変尊いものです。そのため私たち石屋は、単に石を深く彫るのではなく、筆の運び(ハネやトメ)や文字の力強さまで忠実に石に再現できるよう、彫刻用のゴム切りから彫りの深さまで徹底的にこだわります。また、頭頂部のキリークが最も美しく引き立つよう、下に続く文字との空間バランスをミリ単位で調整して設計しています。