春は「ぼたもち」、秋は「おはぎ」。お供え物の不思議とお墓参りの作法

朝夕はめっきり涼しくなり、大江町周辺でも秋の気配がずいぶんと深まってまいりました。もうすぐ「秋のお彼岸」ですね。
お彼岸のお供え物といえば、あんこで包まれた甘くて美味しいあの和菓子。春は「ぼたもち」、秋は「おはぎ」と呼びますが、実はこれ、基本的には同じ食べ物だということをご存知でしょうか?
春のお彼岸にお供えするものは、春に咲くふくよかな「牡丹(ぼたん)」の花に見立てて「ぼたもち(牡丹餅)」と呼ばれます。一方、秋のお彼岸では、秋の七草でもあり、細かく咲く「萩(はぎ)」の花に見立てて「おはぎ(御萩)」と呼ばれます。 まったく同じ食べ物でも、その季節を代表する花に例えて名前を変える。日本の豊かな季節感と、古くからの細やかな感性が伝わってくる素敵な風習ですよね。
また、おはぎに使われている「小豆(あずき)」にも、とても大切な意味が込められています。 古来より日本では、小豆の「赤色」には邪気を払い、災いから身を守る「魔除け」の力があると信じられてきました。つまり、お彼岸におはぎをお供えすることは、ご先祖様への感謝やご供養の意味だけでなく、「家族みんなが健康で無事に過ごせますように」という無病息災の願いも込められているのです。
この秋のお彼岸は、そんな意味を思い浮かべながらお参りをしてみてはいかがでしょうか。
■ お参りのワンポイント・アドバイス お墓参りの際は、まずはお墓周りの落ち葉を掃き、墓石を水拭きしてきれいな状態に整えましょう。そこへ新しいお水、季節のお花、お線香と一緒に「おはぎ」をお供えし、静かに手を合わせます。 なお、お供えしたおはぎなどの食べ物は、お参りが終わったらそのままにせず、持ち帰ってご家族みんなでいただくのが正しいマナーです。これは「供食(きょうしょく)」といって、ご先祖様と同じものをいただくことで繋がりを深める、とても意味のある行いとなります。

私たち有限会社白田石材では、地域の皆様がいつまでも気持ちよくお参りできるよう、お墓づくりや日々のメンテナンスをサポートしております。お墓の汚れや目地の傷み、雑草の悩みなど、少しでも気になることがございましたら、どうぞお気軽にご相談ください。
ご家族の皆様で、心穏やかな秋のお彼岸をお過ごしください。



