土葬の掘り起こし(どそうのほりおこし) / 古いお墓の墓じまいで直面する歴史

  • 基本的な意味: 墓じまいや改葬(お骨の引っ越し)のために地下の納骨室を開けた際、火葬された骨壺ではなく、そのまま埋葬されたご遺骨が出てくる現象、およびその取り出し作業のことです。
  • 【地域事情】山形のお墓づくりで気を付けること: 日本で火葬が一般化したのはここ数十年ほどの話です。山形県内、特に昔から代々続くお墓や、山間部の個人墓地(みなし墓地)の地下深くには、火葬されずに土葬されたご先祖様のお骨が、そのまま土に還りきらずに残っているケースが現在でも頻繁にあります。
  • 職人のホンネとアドバイス(ここだけの話): お墓を開けた際、ご家族も「まさかうちのお墓が土葬だったとは」と驚かれることが少なくありません。土葬のお骨を掘り起こして別の場所へ移す(改葬する)場合、そのままでは次の納骨先(樹木葬や合葬墓など)に受け入れてもらえないため、役所で手続きをした上で「再火葬(火葬場で焼き直す)」を行う必要があります。昭和中期以前からあるお墓を片付ける際は、「もしかしたら一番下は土葬かもしれない」という前提で、工期と費用(再火葬の手間)に余裕を持たせておくことをお勧めします。