不同沈下(ふどうちんか) / 豪雨や地盤の変化がお墓を傾かせる「地中の異変」

  • 基本的な意味: 地盤が均等に沈まず、ある特定の部分だけが不自然に沈み込む現象のことです。これにより、上に建っているお墓が傾斜したり、外柵(囲いの石)の接合部が割れたりします。
  • 【地域事情】山形のお墓づくりで気を付けること: 近年のゲリラ豪雨や長雨によって、墓地の土壌が大量の水分を含んだ状態になることが増えました。山形ではそこに厳しい凍結が加わるため、地盤の膨張と収縮が繰り返され、古い基礎コンクリートの下で「不同沈下」が引き起こされるケースが現場で後を絶ちません。
  • 職人のホンネとアドバイス(ここだけの話): お墓が傾いた際「石の下にパッキン(詰め物)を挟んで、見た目だけ水平に戻す」という応急処置で済まされてしまうことがあります。しかし、地中の地盤自体が沈み続けているため、数年で再び傾きます。不同沈下を起こした場合は、一度石を解体し、基礎コンクリートの下に砕石を敷き直して転圧(締め固め)を行うなど、根本的な「地盤改良」からやり直さなければ、大切なお墓を守ることはできません。