「お正月のお墓参り」は縁起が悪い?伝統と仏教から考える
山形に根ざし、百余年にわたり石と向き合ってきた白田石材です。 新しい年が明けると、「初詣には行くけれど、お正月にお墓参りに行ってもいいの?」というご質問をよくいただきます。実は、この時期のお墓参りには、日本人が古来大切にしてきた深い意味が込められています。
1. 正月とお盆は「対」の行事だった
現代では「正月=神社(神道)」「お盆=お寺(仏教)」というイメージが強いですが、かつての日本では、正月もお盆と同じく「先祖の霊(歳神様)を迎える」大切な時期でした。仏教行事としても、一年の始まりに前年の感謝を伝え、新年の無事を祈る「修正会(しゅしょうえ)」が行われます。 お墓に足を運び、ご先祖様に「明けましておめでとうございます」と挨拶することは、決して縁起が悪いことではなく、むしろ理にかなった日本の原風景なのです。

2. 令和の終活トレンド「ならわし卒業」と向き合う
最近の終活調査では、形式的な慣習を簡略化する「ならわし卒業」という言葉が注目されています。「無理にお参りに行かなくても…」と考える方が増える一方で、私たちは石材店として、石を通じて「心の拠り所」を守るお手伝いをしてきました。 お正月の帰省は、普段離れて暮らす家族が一堂に会する貴重な機会です。お墓の前で近況を報告し合う時間は、デジタルでは代替できない、家族の歴史を再確認するひとときとなるはずです。

3. 山形の冬、お墓を守るということ
山形の冬は厳しく、お墓が雪に包まれることも少なくありません。大正10年の創業以来、私たちはこの地の厳しい気候に耐えうる石を選び、建立してきました。 お正月にお参りに行かれる際は、無理に雪かきをする必要はありません。墓前で静かに手を合わせるだけで、その想いは十分に届きます。もしお墓の傷みや汚れが気になったときは、私たちのような地元の石材店を頼ってください。100年の経験を持って、あなたのご家族の大切な場所を守り続けます。

本記事の内容について、より詳しく知りたい方や、冬場のお墓のメンテナンスについてご相談がある方は、お気軽に白田石材までお問い合わせください。


