大切な故人の証を、心を込めて刻む。墓誌・墓碑への戒名彫刻について
山形の地に根ざし、皆様の想いに寄り添う石材店、有限会社白田石材です。 ご家族が安らかに眠るお墓は、遺された私たちにとって故人を偲び、語りかけるための大切な場所です。そのお墓に、故人が生きた証であるお名前や戒名を刻むことは、故人への最後の贈り物であり、永代にわたってその存在を伝えていくための重要な儀式と言えるでしょう。
今回は、お墓への戒名(法名・法号)彫刻について、その意味や時期について詳しくご説明いたします。

なぜ戒名を彫刻するのか
墓石や墓誌に戒名を刻むことには、いくつかの大切な意味が込められています。
- 故人の生きた証として: 俗名(生前のお名前)と共に、仏様の弟子となった証である戒名を刻むことで、故人がこの世に確かに存在した証を後世に伝えます。
- ご家族の心の拠り所として: お墓参りの際に、刻まれた名前を目にすることで故人をより身近に感じ、在りし日の姿を偲ぶことができます。
- 家の歴史を紡ぐために: 墓誌は、その家の歴史そのものです。名前を刻み込んでいくことで、ご先祖様から子孫へと続く命の繋がりを形として残すことができます。

戒名彫刻を行う時期について
お客様から最も多く寄せられるご質問の一つが、彫刻を行う時期についてです。一般的には、仏教の節目となる法要に合わせて行われることが多いですが、厳格な決まりがあるわけではありません。
- 四十九日法要までに: 最も多くの方が選ばれる時期です。納骨式を四十九日法要と合わせて行う場合、それまでに彫刻を済ませておきたいという方が多くいらっしゃいます。
- 百カ日法要、一周忌、三回忌などの年忌法要に合わせて: 納骨のタイミングに合わせて彫刻をご依頼いただくことも多いです。
- お盆やお彼岸の前に: ご親戚が集まるお盆やお彼岸の時期に合わせ、皆様で手を合わせる前にきれいに整えたいというご要望も多くございます。
大切なのは、ご家族皆様が「故人のために」と想う気持ちです。ご自身のタイミングで進められるのが一番ですので、まずは一度ご相談ください。