中国の春節と日本の旧正月

寒冷の候、山形の空はまだ厚い雪雲に覆われておりますが、皆様いかがお過ごしでしょうか。有限会社白田石材でございます。

カレンダーをめくれば2月。日本では節分を過ぎて春を待つ季節ですが、お隣の中国をはじめとするアジア諸国では、これから「春節(旧正月)」に向けた賑やかな時期を迎えます。

今回は、意外と知っているようで知らない**「中国の春節」と「日本の旧正月」の違い**について、石材店としての視点を交えて綴ってみたいと思います。


1. 中国の「春節」:国を挙げた最大のお祭り

中国において、旧暦のお正月は**「春節(しゅんせつ)」**と呼ばれ、一年で最も重要な祝祭日です。

  • 時期: 旧暦に基づくため毎年変わりますが、2026年の春節は2月17日です。
  • 過ごし方: 「春運」と呼ばれる大規模な帰省ラッシュが起き、家族全員が集まって餃子などの縁起物を食べ、爆竹や花火で賑やかに新年を祝います。
  • 色: 街中が「赤(紅)」一色に染まり、幸福を招く飾り付けがなされます。

まさに「動」のエネルギーに満ちた、華やかな国民的行事と言えるでしょう。


2. 日本の「旧正月」:静かに残る季節の節目

一方、現在の日本では明治維新後の改暦(グレゴリオ暦の採用)により、1月1日の「新正月」が主流となりました。そのため、旧正月を大々的に祝う習慣は少なくなっています。

  • 地域性: 沖縄や奄美諸島、あるいは長崎のランタンフェスティバルなど、特定の地域では今も大切な行事として根付いています。
  • 小正月(こしょうがつ): 山形を含む東北地方では、1月15日前後の「小正月」に、団子下げや初あめなどの伝統行事を行う文化が色濃く残っています。

日本における旧正月は、華やかなイベントというよりも、**「厳しい冬から春への移ろいを感じる静かな節目」**としての意味合いが強いように感じられます。


3. 石材店が想う「家族の絆」と旧正月

中国の春節も日本の正月も、その根底にあるのは**「家族の再会」と「先祖への感謝」**です。

中国では春節に先祖を祀る儀式を欠かしませんし、私たち日本人も、お正月や節目の時期にはお墓参りをして、ご先祖様に新年の報告をします。

雪深い山形では、この時期にお墓へ足を運ぶのは容易ではありません。しかし、「旧正月」という暦の区切りを意識することで、遠く離れた家族を想ったり、春になったらお墓の雪囲いを外して綺麗にしようと計画を立てたりする。そんな心のゆとりが生まれるのではないでしょうか。


おわりに

暦が変わっても、大切な人を想う気持ちに変わりはありません。 雪解けの季節、皆様が清々しい気持ちでお墓参りに向かえるよう、私たち白田石材も準備を整えてお待ちしております。

まだまだ寒さが厳しい折、どうぞお体をご自愛ください。