⛄山形のお墓を守り抜く!冬の降雪に備える大切な3つの対策
山形県にお住まいの皆様、今年もいよいよ冬の足音が聞こえてきました。豪雪地帯である山形では、積雪がお墓に与える影響は小さくありません。
大切なお墓を冬の厳しい寒さと雪から守り、長く美しい状態を保つために、私たち有限会社白田石材が今すぐできる**「冬の降雪に備える3つの対策」**をご紹介します。
❄️対策その1:凍結による劣化を防ぐ「目地」の徹底チェック
墓石はいくつかの石を組み合わせて建てられており、そのつなぎ目には「目地(めじ)」と呼ばれるモルタル接着剤やコーキング材が使われています。
最大の敵は「凍結とひび割れ」
目地が劣化し、小さなひび割れや隙間ができると、そこに雨水や雪解け水が浸入します。山形の冬の低い気温でこの水が凍結すると、体積が膨張し、目地や墓石を内側から押し広げ、さらなるひび割れや破損を引き起こす原因となります。
- 雪が降る前に: 目地の色が変色していたり、細い線状のひび割れがないかを確認しましょう。
- 劣化が見られたら: 専門の補修材で隙間を埋めるか、私たち白田石材のような石材店にご相談ください。早期の補修が、大きな損傷を防ぐ鍵となります。

❄️対策その2:風雪による被害を防ぐ「卒塔婆と供物の整理」
冬の強風や積雪は、お墓に設置されている小物や木製の卒塔婆(そとば)に思わぬ被害をもたらすことがあります。
卒塔婆は必ず外して保管を
長い木製の卒塔婆は、雪や強風で倒れたり、折れたりするリスクがあります。倒れた際に墓石にぶつかれば、石材の破損や傷の原因にもなりかねません。
- 卒塔婆を外す: 倒壊による被害を防ぐため、冬期に入る前に卒塔婆立てから外し、横に寝かせておく事をおすすめします。
供物皿・花立などの小物も凍結対策を
花立の水を抜くことはもちろん、供物を置く台や茶碗などは、凍結した水で滑りやすくなったり、雪の重みで落ちて割れたりする危険があります。
- 割れ物の撤去: 墓地にある茶碗や香炉の蓋などの割れやすい小物は、風雪で落下・破損するのを防ぐため、一旦ご自宅に持ち帰るか、丈夫な箱などに収納しておきましょう。

❄️対策その3:春の雪解け後の「入念な点検」
「冬が終わったからもう安心」ではありません。雪が溶けきった後の春先こそ、お墓の最終チェックが最も重要です。
春先に見つけるべき「冬の置き土産」
- 水はけの確認: 墓地の周辺で水がたまっていた場所がないか。水たまりが長期間続くと、基礎部分への影響も懸念されます。
- 墓石の傾き・ぐらつき: 雪の重みや地盤への影響で、墓石がわずかに傾いたり、ぐらつきが発生していないか確認しましょう。
- 新たなひび割れ: 冬の間にできた新たなひび割れや、目地の剥がれがないか再確認しましょう。
小さな異常でも見つけたら、放置せずにご相談ください。早期発見・早期対応が、お墓の寿命を大きく左右します。

終わりに
山形の冬は厳しいですが、しっかりと備えることで大切なお墓を守ることができます。ご自身でのチェックや対策が難しい場合は、いつでも有限会社白田石材にご相談ください。
地域の気候を知り尽くした石材店の視点で、皆様のお墓の「冬支度」を万全にサポートいたします。
安心できる冬を迎えるために、私たちと一緒に今から準備を始めましょう。
🌸春の法要に向けたご案内
春のお彼岸や周忌法要に向けて、戒名(法名)の追加彫刻をご検討されている方は、雪解け後にスムーズに作業を進められるよう、春の混雑期を避けた今の時期からのご予約をおすすめしております。




