【お一人様のための終活】承継者がいなくても安心。自分らしいお墓の選び方

近年、ライフスタイルの多様化により「お一人様」という生き方を選ぶ方が増えています。それに伴い、これからの人生を自分らしく、より豊かに生きるための「終活」への関心も高まっています。

山形県大江町で創業100余年、皆様の心に寄り添う石材店「有限会社白田石材」です。私たちは終活を進める中で、多くの方がお墓について真剣に考えていらっしゃるのを見てまいりました。特に、お一人暮らしの方や、お子様がいないご夫婦からは、このようなお悩みをお聞きすることがあります。

  • 「自分が入るお墓を建てても、後を継いでくれる人がいない」
  • 「将来、お墓が荒れて無縁仏になってしまったらどうしよう」
  • 「遠方にいる親戚や、子どもたちに管理の負担をかけたくない」

こうしたお悩みは、決して珍しいことではありません。しかし、心配はいりません。今の時代には、承継者がいなくても安心して眠ることができる、様々な供養の形があります。今回は「お一人様」のための、自分らしいお墓の選び方についてご紹介します。


承継者がいなくても安心な「永代供養」という選択

お墓の承継に不安がある方のための選択肢として、近年最も注目されているのが**「永代供養(えいたいくよう)」**です。

永代供養とは、ご家族や子孫に代わって、お寺や霊園が永代にわたってご遺骨の管理・供養を行ってくれる仕組みのことです。これにより、お墓を継ぐ人がいなくても無縁仏になる心配がありません。

永代供養には、いくつかの種類があります。

種類特徴こんな方におすすめ
永代供養墓(集合墓・合祀墓)大きな供養塔などの下に、他の方のご遺骨と一緒に埋葬される形式です。費用を最も抑えることができます。とにかく費用を抑えたい方。お墓という「形」にこだわらない方。
納骨堂屋内に設置された納骨スペースにご遺骨を安置します。天候を気にせずお参りしやすいのが特徴です。駅から近いなど、利便性の良い場所を希望する方。屋内での供養を望む方。
樹木葬墓石の代わりに、桜やハナミズキなどの樹木をシンボルとしてその周辺にご遺骨を埋葬します。「自然に還りたい」という方に人気です。自然志向の方。明るい雰囲気の場所で眠りたい方。
個別のお墓+永代供養一般的なお墓と同じように個別の墓石を建て、一定期間(例:33回忌など)が過ぎたら、ご遺骨を合祀墓に移し、永代供養に切り替える形式です。自分や家族だけが入るお墓で眠りたいけれど、将来の管理は任せたい方。

前向きな終活。「寿陵(じゅりょう)」という縁起の良いお墓づくり

生前に自分のお墓を建てることを**「寿陵(じゅりょう)」**と呼びます。「寿」という字が使われていることからもわかるように、古くから長寿を招き、子孫繁栄につながる縁起の良いこととされてきました。

生前にお墓を建てることには、多くのメリットがあります。

  • 自分らしいお墓を選べる: 場所や石の種類、デザイン、刻む言葉まで、ご自身の気に入ったお墓をじっくりと選ぶことができます。
  • ご家族の負担を減らせる: 万が一の際に、ご家族がお墓のことで悩んだり、急な出費で困ったりするのを防ぐことができます。
  • 心の準備ができる: 自身の終の棲家を決めることで、心が安らぎ、これからの人生をより前向きに生きるきっかけになります。
  • 節税対策になる: お墓は祭祀財産とされ、相続税の課税対象外です。生前に購入しておくことで、相続税の対策につながります。

「お一人様」だからこそ、ご自身のエンディングはご自身で決める。寿陵は、これからの人生を安心して、豊かに過ごすための、とても前向きな終活の一つです。

今あるお墓を整理する「墓じまい」

ご実家のお墓を継いだけれど、ご自身が最後で守る人がいなくなってしまう、という方もいらっしゃるでしょう。その場合は、お墓を解体・撤去して更地にし、ご遺骨を永代供養墓などに移す**「墓じまい」**も選択肢の一つです。

墓じまいには、行政手続きや、お寺との調整、石材店の選定など、いくつかの手順が必要です。「どう進めたらいいかわからない」という方も、白田石材が責任をもってお手伝いいたしますのでご安心ください。


まとめ:あなたらしい終活を、白田石材が心を込めてお手伝いします

お墓は、ただ遺骨を納めるだけの場所ではありません。生きた証を刻み、安らかに眠るための大切な場所です。そして、時には友人や大切な人が、あなたを偲び、語りかけるための場所にもなります。

「お一人様」のお墓に対するお悩みは、一人ひとり異なります。有限会社白田石材では、お客様のお話にじっくりと耳を傾け、永代供養のご相談から、寿陵の建立、墓じまいに至るまで、ご要望に合わせた最適なご提案をさせていただきます。

山形県の気候や風土を知り尽くした、地元の石材店だからこそできることがあります。まずはお話をお聞かせいただくことから、一緒に始めてみませんか。