【終活初心者向け】お墓の選び方で後悔しないための完全ガイド｜費用や種類、建てる時期を専門家が解説

2025年8月6日 2025年8月3日 sirataminoru

【はじめに】

「終活を考え始めたけれど、お墓のことは何から手をつけていいか分からない」「家族に迷惑はかけたくないけど、費用はどれくらいかかるんだろう？」

人生の節目を考えたとき、多くの方がお墓についての疑問や不安に直面します。しかし、ご安心ください。ポイントさえ押さえれば、ご自身もご家族も安心できる、満足のいくお墓を建てることは十分に可能です。

この記事では、山形県で創業百余年の歴史を持つ私たち白田石材が、終活を始めたばかりの方に向けて、お墓選びの基本的な知識から、費用のこと、今注目されている「生前墓（寿陵）」のメリットまで、分かりやすく解説します。

お墓づくりは、家づくりと同じで、決めるべきことがいくつかあります。焦って決めて後悔しないよう、まずは以下の6つのポイントをご自身やご家族で話し合ってみましょう。

誰が眠るお墓ですか？ ご夫婦だけなのか、ご先祖様も一緒なのかによって、お墓の形や刻む文字が変わってきます。
どこに建てますか？ お参りのしやすさは重要です。ご自宅からの距離や交通手段、駐車場の有無などを確認しましょう。また、墓地や霊園によっては宗旨・宗派が定められている場合もあります。
誰がお墓を継承しますか？ 将来、誰がお墓の管理やお掃除をしていくのか、事前にご家族と話し合っておくと安心です。もし継承者がいない場合は、「墓じまい」や「永代供養」といった選択肢も考えられます。
宗教・宗派はありますか？ ご自身の宗旨・宗派によって、お墓の形や竿石（仏石）の文字の彫り方に決まりがある場合があります。菩提寺がある場合は、事前に相談しておきましょう。
どんなデザインにしたいですか？ 伝統的な和型、人気の洋型、あるいは故人らしさを表現するオリジナルのデザインなど、理想のイメージを膨らませてみましょう。
予算はどれくらいですか？ お墓は、石の種類や大きさ、加工、デザインによって価格が変動します。おおよその予算を決めておくことで、石材店との相談もスムーズに進みます。

「寿陵（じゅりょう）」とは、生きているうちにご自身のお墓を建てることです。古くから「長寿」や「家庭の繁栄」を招く縁起の良いこととされており、終活の一環として選ばれる方が近年非常に増えています。

寿陵の3大メリット

【メリット1】家族の負担を大きく減らせる
ご自身が亡くなった後、ご家族は精神的な悲しみの中で、お葬式やお墓の準備に追われることになります。生前にお墓を準備しておくことは、ご家族の金銭的・精神的な負担を減らす、何よりの思いやりになります。
【メリット2】ご自身の想いをじっくり形にできる
石の色や形、デザイン、刻む言葉まで、ご自身の気に入ったものを時間をかけて選ぶことができます。「ありがとう」といった感謝の言葉や、好きな花の彫刻を施すなど、自分らしいお墓づくりが可能です。
【メリット3】相続税の節税対策になる
お墓は「祭祀財産（さいしざいさん）」とみなされ、相続税の課税対象になりません。生前に購入しておくことで、その分の財産を非課税にできるため、相続税対策としても有効です。

お墓には様々な形があります。白田石材では、お客様のご希望に合わせてオーダーメイドで制作しています。代表的な3つの種類をご紹介します。

伝統と風格を重んじる「和型墓石」
江戸時代から続く、日本人にとって最も馴染み深い形のお墓です。縦長の石塔が特徴で、安心感と風格があります。ご先祖様から受け継がれてきた伝統を大切にしたい方におすすめです。
明るくお参りしやすい「洋型墓石」
近年非常に人気が高まっているのが、背が低く横に広い洋型墓石です。見た目がモダンで明るく、芝生墓地などにもよく映えます。安定感がありお掃除がしやすいのも魅力です。「愛」「心」「やすらぎ」など、好きな言葉を刻む方も多くいらっしゃいます。
“その人らしさ”を表現する「デザイン墓石」
「故人の好きだったピアノの形にしたい」「趣味だった釣りの竿を彫刻したい」など、故人やご自身の想いを自由に表現できるのがデザイン墓石です。白田石材では、3DCGやAR（拡張現実）といった最新技術を使い、完成イメージを事前にご確認いただきながら、世界に一つだけのお墓づくりをお手伝いしています。