【有限会社白田石材】AIと共に考える、新しい「終活」のはじめ方－50代からの賢い準備

2025年7月16日 2025年7月17日 sirataminoru

人生100年時代と言われる現代、50代はまだまだ現役世代。しかし、これからの人生をより豊かに、そして安心して過ごすために「終活」を意識し始める方が増えています。とはいえ、何から手をつければ良いのか分からなかったり、縁起でもないと先延ばしにしてしまったりする方も多いのではないでしょうか。

こんにちは、山形県で百余年にわたり皆様の想いに寄り添ってきた、有限会社白田石材です。今回は、最近話題の「AI（人工知能）」を活用した、新しい終活への取り組み方について、50代以上の皆様に向けて分かりやすくご紹介します。

そもそも「終活」って、何をすること？

終活とは、人生の終わりに向けての準備を前向きに行う活動のことです。具体的には、以下のようなものが挙げられます。

身の回りの整理（断捨離）： 不要なものを手放し、大切なものに囲まれたシンプルな暮らしを目指します。
財産の整理： 預貯金や不動産、有価証券などをリストアップし、相続について考えておきます。
エンディングノートの作成： 自分の情報、希望、家族へのメッセージなどを書き留めておきます。
医療や介護の希望： 延命治療の希望の有無など、自分の意思を明確にしておきます。
葬儀やお墓の準備： どのような形で見送られたいか、どこで眠りたいかを考え、家族に伝えておきます。

これらを元気なうちに進めておくことで、ご自身の人生を振り返るきっかけになるだけでなく、万が一の時にご家族の精神的・物理的な負担を大きく減らすことができます。

難しそう？いえいえ、「AI」があなたの終活をサポートします

「終活は大切だと分かっているけど、なんだか難しそう…」。そう感じてしまう方にこそ、AIの活用をおすすめします。近年、私たちの暮らしの様々な場面でAIが活躍していますが、終活の分野でも心強い味方になってくれるサービスが登場しています。

1. AIがエンディングノート作成をお手伝い

エンディングノートは、いざ書こうとすると「何を書けばいいの？」と手が止まってしまいがちです。AI搭載のアプリやサービスでは、質問に答えていくだけで、必要な項目が整理されたエンディングノートをデジタルで作成できます。

いつでも手軽に： スマートフォンやパソコンで、思い立った時に少しずつ書き進められます。
情報の更新も簡単： 資産状況や気持ちの変化に合わせて、いつでも内容を更新できます。
客観的なアドバイス： 自分では気づかなかった項目をAIが提案してくれることもあります。

2. 面倒な「デジタル遺品」の整理もスムーズに

今や誰もが持っているスマートフォンやパソコン。その中には、写真やメール、SNSアカウント、ネット銀行の口座など、たくさんの「デジタル遺品」が眠っています。これらは本人でなければ分からないことが多く、ご家族を困らせてしまう原因になりがちです。

AIを活用したサービスを使えば、写真データを自動で整理・分類したり、不要なアカウントを見つけ出す手伝いをしてくれたりします。大切な思い出だけをデジタルアルバムとして残すことも可能です。

3. 遺言書作成の第一歩をサポート

法的に有効な遺言書の作成には専門的な知識が必要ですが、AIチャットボットなどに相談することで、基本的な知識を得たり、どのような内容を盛り込むべきかの整理を手伝ってもらったりすることができます。あくまで下準備としてですが、弁護士や司法書士といった専門家に相談する前の「たたき台」として活用することで、スムーズに手続きを進められるでしょう。

4. 葬儀やお墓に関する情報収集

「自分らしいお葬式にしたい」「お墓はどんな種類があるんだろう」といった疑問も、AIに問いかけることで、様々な選択肢や情報を集めることができます。もちろん、最終的にはご自身の目で確かめ、信頼できる専門家と相談することが大切ですが、情報収集の入り口として非常に便利です。

AIを活用する上での注意点

便利なAIですが、万能ではありません。利用する際には以下の点に注意しましょう。

AIはあくまで「道具」： 最終的な判断や決断は、ご自身の意思で行うことが最も重要です。
個人情報の取り扱いは慎重に： 金融資産のパスワードなど、機密性の高い情報は安易に入力しないようにしましょう。
専門家への相談を忘れずに： 法律や税金が関わること、そしてお墓のような形として長く残るものについては、必ず専門家にご相談ください。AIは情報整理のパートナー、そして専門家はあなたの想いを実現するためのパートナーです。